協会のご案内

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沖縄とニュージーランドは、一見繋がりが乏しい太平洋を南北に隔てて位置する島と島国ですが、アジアを中心とした沖縄のグローバル化、環太平洋諸国の緊密化の流れの中で、今後、経済、文化、教育、スポーツ等の分野で交流を深めていくことが考えられます。

2008年12月、在日ニュージーランド大使イアン・ケネディー閣下が沖縄を訪問された際に「日本全国にはニュージーランド協会がいくつもあるが、沖縄にはない」というご発言があり、沖縄とニュージーランドの架け橋となることを思う同士が集い、本協会の発足を思い立ちました。

沖縄は地域経済の活性化、自立型経済の構築をめざすなか、新たな経済モデルを発想し推進していく若き人材の育成の必要性が叫ばれています。ニュージーランドは1980年代半ばに他の先進国に先駆けいち早く行政改革を推し進め、英国頼みの経済構造から脱却し、真の産業競争力を育成し、今日の輸出立国型経済基盤を構築しました。日本のほぼ7割に匹敵する国土に、僅か400万人強の人口しか持たない太平洋の片隅の島国は、経済の発展をもたらすべく必然的に市場を国外に求め、第一産品の輸出と外国人観光客の誘致で成功を収めています。教育においても先進国の中でも高い水準を持ち、これまでに世界で活躍する若き経済人、文化人、政治家を多く輩出してきました。

沖縄ニュージーランド協会は、沖縄とニュージーランドが様々な形で交流が栄え、相互の文化の理解を深めることによって将来の沖縄を担う若き人たちがニュージーランドから直接多くのことを学ぶ機会を創造することを目指し、ニュージーランド大使館、財界、文化、教育、スポーツ等の分野で橋渡しの役割を担いたいと考えます。

始まりは灯火のような小さな存在かもしれませんが、志を高く持ち、真に沖縄の発展を思い、さらなるニュージーランドとの友好の絆を深めること。その実現のための一活動であると位置付け、沖縄ニュージーランド協会会員の持つ知識、経験、ネットワークを惜しみなく多くの人々や次の世代に提供していくことでこの会の目的が果たされることと信じます。

この機会に沖縄ニュージーランド協会に是非ご入会いただき、様々な形で沖縄とニュージーランドの交流および相互発展のためにご支援賜りますようお願い申し上げます。

2010年4月吉日
沖縄ニュージーランド協会
会長金城 誠