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沖縄ニュージーランド協会会報 VOL1 2010.11

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盛大に設立パーティー

設立パーティー設立総会には、ニュージーランドに関心を持つ一般の人や県内経済界の関係者ら、合わせておよそ七〇人が出席。冒頭、会長の金城誠会長が「沖縄は、ニュージーランドビーフの県民一人あたりの消費量が日本一など、昔から強いつながりがあり、今後は若者を中心に相互の文化・経済交流を発展させていきたい」と挨拶した。また、会場にはイアン・ケネディ駐日ニュージーランド大使も訪れ、「協会の設立を機会に、食品の流通だけでなく、様々な交流を深めていきましょう」と呼びかけた。

そのほか総会では、今後、ニュージーランドからラグビーのコーチを招聘することなど、様々なイベントを通じて、両地域の交流を深めていくことなど会の当面の運動方針が確認された。総会の後に行われた基調講演では、沖縄戦で「県民かく戦へり」の言葉を残して自決した、大田実中将の4女で、現在ニュージーランドに住むオーモンドソン大田昭子さんが、自身のニュージーランドとの出会いや、ニュージーランドに住む沖縄県出身者との出会いなど、沖縄とニュージーランドのつながりについて語り、出席者は真剣に聞き入っていた。パーティーの最後、会場では、ニュージーランドビーフやニュージーランドワインも振る舞われ、参加者は沖縄の夜景を楽しみながら、ニュージーランドの味に舌鼓を打った。(実近 良雄)

 

★設立お祝いメッセージ★

沖縄ニュージーランド協会が設立されたというニュースは大変喜ばしい事だと思います。その設立に携わって頂いた方々に御礼申し上げます。ニュージーランド食肉業界にとっては、沖縄は長年非常に重要な市場です。日本国内では、ニュージーランド牧草牛の認知度が沖縄で一番高いし、一人当たりの消費量も沖縄で一番多いという事は事実です。その沖縄の市場の重要性を強調する意味で、私は定期的に沖縄を訪問したり、沖縄の食肉業界の皆様といろいろな形でコミュニケーションをとったりして来ました。

その間には、業界の皆様には大変お世話になっていますし、沖縄の方々の人間性の良さも直接実感出来ました。沖縄を訪問している間に、「食肉業界では非常に良い関係が出来ているのに、より幅広く沖縄とニュージーランドとの関係が出来ないか」と何度も考えて来ました。 今年に入ってから、「沖縄ニュージーランド協会」が設立されるというニュースが耳に入った時には、本当に嬉しく思いました。

沖縄ニュージーランド協会が発足されたばかりですので、活動等はこれから固まって来る事と思いますが、当協会の設立によって、沖縄とニュージーランドの関係が今まで以上に広がったり親密になったりされるように大いに期待しております。

ビーフ&ラムニュージーランド日本代表
ジョン・ハンドルビー

 

3月25日に開かれた設立総会で、沖縄ニュージーランド協会会長に金城誠さん【アンズコフーズ株式会社代表】が選任されました。

会長

一昨年の12月に沖縄ニュージーランド協会設立の発案から18ヶ月の月日を隔て、6月9日、協会設立総会と懇親会を開くまでに至りました。当日は予測を大幅に超える数の方々にご参加いただき、大盛況の下無事開催することが出来ました。ここに、会の発足にご賛同いただきご参加いただきご参加いただいた皆様に心よりお礼申し上げたいと存じます。手弁当で集まったボランティアの同志の手作りの会でしたので、色々と不手際もあったかと思いますが、何卒会の趣旨をご理解いただきお許し願いたいと存じます。会員として登録していただいた方々のリストを一読するや、「沖縄とニュージーランド」をキーワードに多彩な方面からいかに多くの人々にお集まりいただけたかということを、身震いをする思いで実感した次第です。

さて、個人、法人の会員を募り会費まで頂戴したからには、皆様のご期待に応えなければという責任感を覚える次第ですが、理事会のメンバーも第一線で活躍する人間で構成されているだけに、会則で定められている会報の発行や会の開催等も遅れ気味にありますこと深くお詫び申し上げると同時に、再度皆様のご理解をいただきたく存じます。協会としての今後の課題は、理事会が中心となり会員の方々にいかに積極的に会の運営や企画に参加いただきながら、設立趣意書に掲げた志と目的を達成するがために行動を超していくこと。さらに運営上必要となる人的、経済的資源をいかに確保していくかにあると思います。是非ともより多くの方が、協会の運営に関してご意見とご指導をいただき、さらに理事会と共に活動にご参加いただくことをこころよりお願い申し上げます。

今年度活動計画にあげましたラグビー全日本代表ヘッドコーチ、ジョン・カーワン氏によるラグビーコーチングセミナーと講演は、12月半ばに実現のめどが立ちました。自他共に世界一として認めるニュージーランドのナショナルチーム、オールブラックスのかつての名ウィンガーで、現在日本ラグビー会を引っ張っているカーワン氏からのラグビーコーチン具技術の直伝と講演は、ニュージーランドをラグビーの聖地と見る全てのラグビー関係者に大きな影響を与えるものと信じます。これからも協会活動内容の充実と共に沖縄とニュージーランドの発展に草の根レベルで何かしら貢献できればと思います。(金城誠)

ニュージーランド情報

「ネットで行くNZ」

憧れのNZ!でもワタクシ、未だ彼の地を訪れたことがありません。なんということでしょう(汗)。情報をネットで検索しながら南半球の楽園を思い描く日々です。そこで「行ったつもりNZ!」溢れる情報を手に、バーチャルトリップ。
おまけにどこへ行くのも自由です。タダですし(笑)。
自然あふれるNZ、国土の3分の一は公園や自然保護区、14 の国立公園の雄大なパノラマが有名ですが、ここはひとつ、庭園を目指す旅で出ませんか?広大な敷地に多種の花々が一年中咲き誇る、クライストチャーチのシンボルガーデンです。

まずは那覇空港から福岡へ。シンガポール経由の時間のいい便があります。福岡を10 時過ぎに出てシンガポールに午後3 時半に到着。カクテル飲んで早めに食事、いい気分で20 時前に出発。出発前の日々の疲れはシートでの快い眠りで癒しましょう。翌朝9 時過ぎにはNZの朝日とご対面です。クライストチャーチの中心、大聖堂のまわりにはいくつも洒落た店がありますよ。ゆっくりとブランチを楽しんだら、トラムの大聖堂駅へ。でも、あえてトラムには乗らず線路沿いを西へ歩いてみましょう。
10 分程度です。
目指すはハグレー公園。クライストチャーチの中央にある、緑豊かな公園です。重厚な佇まいのカンタベリー博物館を過ぎるとまず見えてくるのは植物園。ビクトリア女王時代、湿地と砂丘ばかりであった一帯は、いまや一年中花の絶えない立派な植物園になり人々の目を楽しませています。花々に見とれながらさらに歩けばハグレー公園に到着。まずその広大さに驚くことでしょう。182 ヘクタール、日比谷公園の15 倍です。川が流れ、数々の競技場を有し、素晴らしく整備された敷地には豊かな枝を広げる数えられない程の木々。目にしみる緑、鳥の声、葉ずれの音、そして子どもたちの歓声。ゆっくり深呼吸しながら散策すれば、日々のストレスはすっかりどこかへ消え去りますよ。

さあ、翌日はどこに行きましょうか?PC画面を見ながら、心は弾みます。
でもやっぱり行きたいなあ。金城会長と相談してツアー企画しなきゃ!(協会監事 比嘉 雅人)

【こ ど も 1 人きりでの留守番は1 5 歳以上!】

日本では乳幼児を部屋に残して外出し事件に発展するニュースを目にすることが多い昨今ですが、ニュージーランドでは15 歳未満の子どもを家に残して外出してはならないという法律があります。留守番だけではなくお使いや子どもだけでの外出もいけません。15 歳に達するまでは常にだれか15 歳以上の「保護者」が傍にいる必要があるのです。15 歳になれば普通自動車の運転免許が取れる国ですから、「保護者」にもなれるわけですね。18 歳で選挙権が得られ、飲酒、喫煙、カジノへの入場も許されますから日本より少しだけ早く大人の仲間入りです。 (高橋 幹子)※ 高橋さんには毎回ニュージーランドの話題を伝えていただきます。

沖縄ニュージーランド協会 会員募集中!

イアン・ケネディNZ大使とオーモンドソン大田昭子さん

沖縄とニュージーランドの友好を目的に設立された沖縄NZ協会。1人でも多くの皆様のご参加をお待ちしております。
入会金
1000円
年会費
法人会員10,000円
個人会員2000円


入会方法に関しては入会のご案内をご参照いただくか、お問い合わせください。


【編集後記】

広報担当を仰せつかったはずですが、仕事にかまけて会報送付が遅れ申し訳ありません。この会報は会員のみなさまのやりたい放題!どんな色にも染まります(笑)
編集に関してご意見やアイディア、「私が作る!」など前向きなご提案お待ちしています。(池原あかね)